きのうのパン屋さん
NPOみんなの食堂
中村小太郎
それは、大きな都立公園の前にあるたった5坪の小さなパン屋さんから始まった。
店主は、自分が心を込めて作ったパンが売れ残り、捨ててしまうのが本当に嫌でした。
ある日の開店前に常連のお客さまがスポーツウエアでいらっしゃいました。
少し開店までお待ちくださいというと、違うのよ捨てるパンがあればいただきたいの。
お話を聞くと、この公園には8人のホームレスの方がいて、毎朝ラジオ体操の前に食べ物を配っていると言う。
渡りに船とはこのことか!明日朝から寄ってください。
この時から売れ残りのパンは捨てるではなく、誰かのためになるものになりました。
そして「きのうのパン屋さん」の原型ともいうべき社会運動がはじまりました。
話題になり、それは都内で多くのパン屋さんが連携する、ホームレスや貧困者への支援運動「夜のパン屋さん」としてとても大きく育っています。
○「きのうのパン屋さん」すてるのヤだから、もらってくれよ!
・塩尻市社会福祉協議会と連携
・市内パン屋さんの廃棄パンを回収し翌日配布する
・他のパン屋さんからも受け入れる
○配布予定地
・吉田東公民館
・中島書店 高原通り店
・丘中カフェ